注文住宅で失敗しないためのコツ

優先順位をはっきりさせておくこと

たくさんの人が関わる住宅の設計では、家族それぞれから、多くの要望が出てきます。全部を実現できれば申し分ないのですが、スペース的な問題や、金銭的な問題から、難しくなっているのが現状です。そのような場合に、あれもこれもと無理やり盛り込んでしまい、出来上がった時に、どこか中途半端な感じに仕上がってしまうこともあります。そうならない為に、優先順位をはっきり決めておくことは、とても大切なことなのです。

優先順位を決めるために、まずは要望を全てリスト化することから始めましょう。家族全員が、一つの付箋に対して一つの要望を書いていくと、後で考えやすくなります。人によって色分けしておくと、さらにわかりやすくなるでしょう。リストアップが済んだら、それぞれが自分の要望の中で優先順位を考えて、付箋を順番に並べていきます。その後、順位が付けられた家族全員の要望を集め、トータル的な優先順位で並べていくのです。この最後の作業が一番難しく、思うように進まない場合もあります。そのような場合は、そのまま設計担当の人へ渡してしまうのも一つの方法です。プロの立場から、客観的な目で見て判断し、できるだけ要望が盛り込まれるように検討してもらえるでしょう。

比較検討をしておくこと

注文住宅では、間取りから始まり、設備や内装の仕様決め、そして電気配線の位置決めなど、とてもたくさんのことを検討し、決めていかなければなりません。そのあまりのボリュームに、建築会社からの提案をそのまま受け入れてしまっている人も、中にはいるのではないでしょうか。その注文住宅で長い時間を過ごしていくのは、他でもない施主たちです。そして、ライフスタイルや好み、必要としている機能などは人によって様々なのです。そのため、建築会社が提案してきているプランがどんなに良いものだったとしても、自分たちの生活や要望と照らし合わせた際に、オーバースペックだったり、逆にアンダースペックになってしまっていることもあるのです。

それらのことを防ぐために、できるだけ複数の中から比較をして、決めておくようにしましょう。例えば、トイレ一つをとっても、デザインによって金額も異なり、そのトイレが持っている機能の数によっていくつものグレードに分けられています。間取りに関しても、家族全員の共有スペースを優先する場合と、個々のスペースを優先する場合とで、間取りは大きく変わってきてしまいます。それぞれを検討することで、折衷案が生まれることもあります。自分たちだけの注文住宅をつくる労力を、惜しまないようにしましょう。